【注文住宅】ダウンフロアリビングにしたい夫vsしたくない妻…メリットデメリットとオプション費用について

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こんにちは。新築分譲マンションを売却して、今度は注文住宅を建てることになりました。


前回の間取り検討はこちら

28坪の土地に建てる注文住宅 間取り検討⑤ 狭くても高気密高断熱でもアイランドキッチン(風)を諦めない




寒いのが本当に苦手な私…。実家(木造平家)に住んでいた時は寒すぎてストーブの前から動けませんでした…。
そして毎日遅刻ギリギリ…

注文住宅を建てるなら、明るく暖かい家にしたい!!という訳で、
吹き抜けをつくっても寒くない、高気密高断熱をウリにしているHMでお家を建てることにしました。
そんな大空間が得意なHM。基礎の断熱もしっかりしているので、
ダウンフロアも得意なのです!

(ちょっと良いイメージが見つかりませんでした…)

ダウンフロア…ピットリビング、ロースタイルリビング…
様々な言い方がありますが、あるだけでお洒落になるし、広く見えるそうですね。

28坪もない我が家、LDKは18畳程…。
出来るだけ空間を広く見せたいので当初ダウンフロアを採用しておりました!

しかし、考えてみるとダウンフロアはデメリットも多い…
私はダウンフロアにするなら、他のものをグレードアップする方が良いのでは?と、考えるようになりました。


しかし夫はダウンフロアは絶対したい!!という意見。

今回はダウンフロアのメリットとデメリットを考えた上で、我が家では結局採用したのか?!を書いていきたいと思います

ダウンフロアにするデメリット

お掃除ロボットを使えない

私が感じているダウンフロア一番のデメリットは、お掃除ロボットが使えなくなることです。
共働きの我が家。新居に引っ越したらお掃除ロボットを導入する予定です。

お掃除ロボットは自分で段差を降りて掃除はしてくれません…。
そのうち性能がアップすれば足が付いて自分で上り下りするようになるかもしれませんが…←
当分は人間が段差のサポートをしてあげないといけません。
これは圧倒的デメリットです。

また、これはあくまで想像なのですが、一段下がっていて、さらに段差が増える分、部屋の「角」も増えるので、ダウンフロアにはホコリが溜まりやすそうだなあ〜と思います。

バリアフリーに逆行している

敢えて段差をつくる間取りですので、バリアフリーに逆行していることになります。こちらは住宅性能評価にも関わってきます…。

私の両親は高齢の為、もし遊びにきたときに躓いて怪我をしたら…高齢者には危険な間取りと言えます。
また子供たちも走り回っているときに躓いてしまったり、来客の方など慣れていない場合、大人でも足を踏み外してしまう危険性はあると思います。

模様替えが制限される

空間をゆるやかに間仕切りしてくれるダウンフロア。しかし床に段差ができる為、段差の位置には家具を置くことができません。

例えば人が多くきたからソファを後ろに下げたい…ダイニングテーブルを大きくしたい…となったとき、ダウンフロアのせいで制限されてしまう可能性があります。
まあ広いお家であればあまり関係ないのかもしれませんが、我が家は狭いお家なので…

費用が割と高額

ダウンフロアにする為にはもちろんオプション費用がかかってきます。

ダウンフロア部分の広さよるとは思いますが、私は結構高額だな…と思いました。
実は最初にダウンフロアを採用したいと思ったのは、営業さんがオプション代90,000円くらいと仰ったからです。
そのくらいならいいやん!と夫婦で合致して間取りに組み込んでもらいました。


蓋を開けてみると、見積価格は
約7畳で317,861円。

90,000円とはいったい…?一坪あたりの価格だったのか…?


30万円かけてこのデメリットをペイできるほどのメリットがあるのか…?

考えれば考えるほど、ダウンフロアをやめて、キッチングレードアップや玄関ドアのシステムキーなどを採用した方が良いのでは…?と考えるようになりました。
しかし夫はせっかく注文住宅なんだから、ダウンフロアとスケルトン階段は絶対したい!!という考えでした…。

ダウンフロアにするメリット

続いて、夫が力説するダウンフロアのメリットをまとめてみます。

空間が広く見える

空間が縦方向にも広くなることで、同じ坪数でも広く感じると思う、とのことです。吹き抜けと同じように上下に広がりを感じて、目線が抜けるので広く見えるのだそう。それには納得です!

しかし私は空間が間仕切りされる分、リビング・ダイニングが分割されてしまうので、実際には本当に広く感じるのかなあ…と不安も感じています。
(リビング7畳ダイニング6畳で完全に別れているよりも、LD13畳の方が広く感じそうだし、例えば来客時はリビング8畳ダイニング5畳のように臨機応変に使えるのでは?)

注文住宅ならではの間取りでカッコいい

ダウンフロアはカッコいい!それは同意です。
注文住宅ならではで、断熱がしっかりしているお家じゃないとできません。ドヤポイントですね笑

おこもり感、リラックス感がある

リビングが一段下がるので、段差に囲まれておこもり感が感じられる。
おこもり感って、上手く表現できませんが…「この空間…なんか落ち着く〜!」となりますもんね。←

一番長くいるであろうリビングなのでおこもり感があるといいですよね。

段差に腰掛けられる

リビングの段差に腰掛けることができるので、なにかと便利ですね。来客時や子供がおもちゃで遊ぶ際も便利そうです。





…とまあ、我が家で考えたメリットデメリットをまとめてみましたが…
デメリットはコストや怪我のリスクなど実害が多いことに対し、
メリットはなんだかフワッとした、「※個人的な感想です」みたいな、
感覚的なものばかりですね…。

結局わたしの意見としては、
ダウンリビングに30万円かける程のメリットを感じない!
9万円なら考えるけど

しかし夫は、
注文住宅で一番したかったのがダウンフロアとスケルトン階段

というほどなので…恐らく一生に一度の注文住宅、ローンを組むのも夫氏…
というわけで、むちゃくちゃ喧嘩した後に←

夫が可哀想になってきてダウンフロアにして良いよ、と私が折れました。

が。

結局ダウンフロアをやめた

なんと最終的にはダウンフロア不採用になりました。
あんなにもダウンフロアやりたい!!と言っていた夫なのに。なぜ…

夫が感じたダウンフロア最大のデメリット

あれだけダウンフロアにしたいと言っていたのに、なぜ夫は不採用に決めたのか??



じつは、ダウンフロアにした場合、(本来は床下にある)基礎の立ち上がりが出っ張ってくる為、
壁の一部に数センチの段差ができてしまうそうです。

設計士さんから説明は受けておりましたが、展示場のダウンフロアには壁に段差はなかったので、あまり気にしていませんでした。

しかし、実際にHMの施工事例をみると…数センチの壁の段差に、見切り材と、さらにその上に巾木?のようなものがぐるっと一周ついています。

見切り材は段差の境目からつながっている為、フローリングの色に合わせてあります。(おそらく玄関框と同じ要領
つまり壁紙に合わせて白とかにしちゃうと、今度は床のフローリングと合わなくて変になっちゃうようです…。

我が家の場合、30センチ下がったダウンリビングで、赤色の線のところにぐるっと基礎立ち上がりの段差と見切り材が入る形になります。

(基礎の立ち上がりの為、見切り材が必要なのは、あくまで外壁に面する壁です。内壁には恐らく不要だと思いますが、この辺はHMによるかもしれません。)


こちらの壁は窓もない白い壁で、テレビ台も置かずに壁掛けテレビにする予定なので、見切り材がすごく悪目立ちしてしまいそうな気がします…。
(しかもリビングは全体吹き抜けなので余計段差が気になりそう…)


また、基礎立ち上がりがある分ほんの少しですがリビングが狭くなってしまうこと、ダウンリビングに降りるための階段があることでソファ位置などに制限があること等…

地味ですが考慮が必要なことが多々ありました。

ちなみに展示場のダウンフロアではなぜ壁の段差も見切り材も無かったかというと、恐らく
壁をふかしてフラットに見せている模様。または、逆に段差を大きくしてベンチのようにしてありました。

ただでさえ狭いお家だし、また造作費用もかかるし…壁をふかすのは夫も微妙だったようです

小さいダウンリビングはより一層こもり感があって落ち着くスペースになりそうですが、我が家は空間を広く見せたいと思っていた為、壁も床も出来るだけフラットで一続きの方が良いかも?と思いました。

リビングには吹き抜けもあるので、
縦方向への抜けはそれで充分でしょう、ということで、ダウンフロアリビングは不採用となりました。

ダウンフロア不採用で代わりに採用したオプション

ダウンフロアのオプション30万円ちょっとが浮きましたが、
なんとかわりに内外のダブル断熱
というオプションにしました。(約29万円)

断熱材を内と外の両方に貼るので、より魔法瓶のような保温性の高いお家になります。せっかくの注文住宅なのに目には見えないところに29万円かけるという…(特に男性には理解されづらいかもしれません…)

でもダブル断熱こそ、このHMでしかできないことですし、
これからのニューノーマルな時代には、
より一層エコで家中どこにいても一定の温度で快適に過ごせるということは重要だと思います。
(今の仮住まいの夏の極暑と冬の極寒で身に滲みております)

ダウンフロアは今回泣く泣く(←?)諦めましたが、
もっと大きいお家を建てられるお金があれば(そしてお掃除ロボットに足が生えたら←)
ぜひ採用したいオプションでございます。

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