こんにちは。
とてもショッキングだったのですが、
子どもが遠視と診断され、今後長期的にメガネで治療することが決定しました。
わが子はすでに5歳7ヶ月…
私の知識不足でメガネでの治療を開始したのが遅くなってしまったこと、
娘に本当に申し訳なく思います。
子どもの遠視とは
遠視とは、
全体的にぼやけてピントがあっていない状態のこと。
遠視は名前的に遠くは見えると思われがちですが、
そうではなく、
遠くも近くもピントが合わず、全てぼやけてしまう状態
です。
赤ちゃんは皆遠視だそうですが、
成長とともに視力も成長していきます。
しかしまれに(50人に1人程度)、
視力が発達せず遠視の状態のままになってしまうことがあるそうです。
うちの子がこれでした。
子どもの視力発達にはリミットがある
子どもの視力は、
3歳までに急速に発達し、
5歳ごろに大人と同程度に、
そして小学校低学年で完成するそうです。
従って、
3歳ごろに異常を発見し、治療を継続しておけば、
小学校入学までに視力が発達し、
小学校の生活で問題ない状態にまでできるそうです。
しかし、視力が完成しきってしまうと治療は難しくなってしまうそうです。
私はこの事実を全く存じ上げておりませんでした…
わが子はすでに5歳7ヶ月。
本来は3歳児検診で発見し、
早期治療をするのが好ましいのですが、
うちの自治体では、3才児の視力検査は自宅での自己診断でした。
(検診票に同封のイラストを見せて目が見えているか判断する)
特に問題がなかったような、
まだ3歳だから検査自体難しかったような……
とにかくあっさりと問題なしで終わらせてしまった自分…
後悔しても取り返しがつきません。
遠視・弱視に気がつかなかった原因
娘はお絵描きもぬりえも絵本も工作するのもブロックも大好きでして、
日常生活で目が見えていないようには感じられなかったのも気が付かなかった原因でした。
遠視の子どもは生まれてこのかたずっと視界がぼやけているので、
それが普通だと思っており、自覚がありません。
無意識に調整して、不自由なく日常生活をおくれているので、
うちの子に限ってと思い込んでしまった為、
発見が遅れてしまいました。
4歳の時に保育園の検診で視力に問題があると言われていたのに…
年少の時に保育園の検診で視力に問題があるので一度眼科で見てもらってくださいと言われました。
きちんと眼科で検査をしてもらって、
視力が弱いとのことでミドリンm点眼薬というものを処方してもらい、
次の検診で視力の数値が少し良くなりました。
その時は引っ越しが迫っていて、
先生からは、
「ひとまず少し様子を見ましょう、以降は引越し先の先生にお願いしましょうね。」
と言われたんです。
点眼薬をして視力が少し回復したし、
様子を見るってことで、
引っ越しや上の子の小学校のこと、色々と忙しくて、
私、放置してしまったんです。
もう、本当に最低……!
なぜその時の先生は「すぐにメガネで治療が必要です」と言ってくれなかったのか。
早期治療が重要でリミットがあることを教えてくれなかったのか。
様子見と言われてなぜ長期間放置してしまったのか。
(恐らく先生の言う「様子見」と「私の様子見」に差があった)
何故子どもの目の悪さについて一度でもネットで調べてみなかったのか…
リミットがあることを理解しておらず、そこまで問題視していなかった自分を本当に殴りたいです…。
5歳過ぎて6歳目前からの遠視治療
とりあえず様子見していたら、
引っ越し先の保育園の年中児の眼科検診は問題なしにクリアしてしまいました。
そして、今回年長児になって、
保育園の眼科検診に引っかかってしまったのです。
眼科に連れて行ったところ、点眼薬をして検査となりました。
検査→診察→点眼→(10分待機)→点眼→(60分〜90分待機)→検査。
眼科オープン30分前から並んで、順番4番目だったのですが、全て終わったのがお昼の2時半頃で本当に大変でした…
(ほとんど待ち時間)
そして先生から
「遠視です。視力は0.4と0.5、いわゆる弱視なので、メガネで治療が必要です」
と言われました。
ショックでした。
思わず「今後ずっとメガネですか?」と聞いてしまいました。
以下、箇条書きですが、先生からの回答です(覚書)
- メガネをかけて「ピントが合った状態」を脳が覚えるよう刺激し、視力を発達させる治療を行う必要がある
- 基本的にお風呂と就寝時以外は常にメガネをかけて治療する
- 年頃になり本人が気にする場合、将来的にコンタクトにすることもできる(メガネ治療してから)
- 今はメガネをかけても見えない状態なので、メガネをかけたら見える(矯正視力)状態にするのが大事
- ピントを合わす訓練をする為、メガネをかけて手先遊び(折り紙やビーズ等)を積極的に行うと良い
「今後ずっとメガネですか…ごめんね…可哀想に…」
思わず口から出てしまいました。
先生は、「メガネをしない方が可哀想なんですよ」と言いました。
分かってはいるつもりなのですが、この子の今後を考えると、
そう思わずにいられませんでした。
目を悪く産んでしまって本当にごめんね…
本当に、もっと早くにきちんと治療してあげていたら…と悔やんでも悔やみきれません。
メガネを販売しているお店へ
そんなわけで、さっそくメガネを作りに行きました。
弱視矯正メガネについて全く知識が無かった私達夫婦。
眼科医おすすめのメガネ屋さんは駐車場が無かったので、
とりあえず色々なメガネを見てみよう、と、近くの駐車場があるチェーンの老舗メガネ店へ。
オシャレなメガネが色々ありましたが、よくわからない……
子ども用メガネの種類もそれほど多くない。
値段は思っていたより安いけど…(15000円〜20000円程)
チェーン店を早々とあとにし、
今度は眼科医に勧められたお店に行ってみました。
お店の雰囲気も、メガネの種類も、店員の説明も、全然違う!!
店員さんが、
現在の娘の見え方について、
弱視矯正メガネについて、
今後の治療について…
まったくわかっていなかった私達夫婦が納得いくまで、
しっかりと説明してくださいました。
今回作成するのは、
一般的なメガネではなく、弱視の治療を目的とした、医療機器のようなイメージなんですね。(やっと理解)
値段も全然ちがくて、3〜4万円以上……
メガネ屋って、最近のおしゃれで安いチェーン店しか行ったことがありませんでしたが、
きちんと弱視矯正用のメガネの取扱いと、知識のある店員さんがいるお店へ行かないといけないな。
と勉強になりました。
(最初のお店でとりあえずおしゃれなやつでって買わなくてよかった←)
こどもの弱視と弱視矯正用メガネ
我が子の場合、遠視が原因の弱視なのですが、
ざっくり言うと、
遠視…遠くも近くもピントが合わずにぼやけている状態
弱視…赤ちゃんは色々な物を見て脳が視力を発達させるが、遠視や乱視等の影響により、乳児期に視神経が発達せず、メガネをかけても視力が良くならない状態
(具体的にはメガネをかけても視力が1.0以下)
ということみたいです。
弱視の治療とは、
メガネをかけて、脳に目が見える状態を覚えさせ、視力の発達を促す
というようなイメージです。
視力が発達すると見え方も変わってくるので、
短いスパンでレンズを交換していく必要があります。
なので、弱視矯正用眼鏡には、
度数変化によるレンズ交換無料等の保証がついていることが多いみたいです。
また、弱視治療用メガネの購入には補助がでます。
(早期治療が推奨されているので、
5歳までは年1回、それ以降は2年に1回9歳まで。
我が家はすでに5歳…涙)
結構高いので本当に助かります…
娘の弱視矯正のために
娘の弱視治療のためには、
矯正メガネをかけて様々な風景や細かいもの(絵本やおりがみ遊びなど)を見させるのが良いそうなので、
積極的にトレーニングしていきたいと思います。
娘が弱視と診断され、
心底ショックを受けておりますが、
早期発見できなかったことを猛省しながらも、
小児弱視について世間的にあまり知らされていないことも問題だと思っております。
なによりも早期発見できるタイミングの三歳児検診の視力検査が
全くの素人の親による家庭診断ということ。
多くの家庭は母親が行うのだと思うのですが、
我が子の取り返しのつかない事象が、私一人の軽率な判断にのしかかるという…
自責の念に押しつぶされそうになります。
せめて、
弱視・遠視とはこういうもので、メガネによる早期治療が必須、リミットがあること、
見えづらそうと少しでも感じたら眼科受診すること
1枚ペラでも良いので、
視力検査用紙に同封しておいてくれたら違うかもしれないのに…
このブログが弱視の早期発見に繋がるよう、
また、
我が家の体験がどなたかの参考になればと、
今後もこのブログで経過を記録していけたらと思います。
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